2022年夏の高校野球全国大会が宴もたけなわですが、中でも注目したいのが『新世代四天王』と呼ばれる高校2年生の選手たち。
その中でも、ピッチャーで名乗りを上げているのが、大阪桐蔭高校の前田悠伍選手です。
左腕の本格派投手として大阪桐蔭高校の投手3本柱の一角を担い、先に行われた大阪大会(165校出場)でも、先発や救援で大活躍して見事甲子園出場を果たしています。
そこで今回は、
『大阪桐蔭前田悠伍の父と兄も野球選手!中学時代に世界一の球種は?』
ということでまとめその実像に迫ってみたいと思います。
大阪桐蔭前田悠伍の父と兄も野球選手だった!
大阪桐蔭の前田悠伍さんの父親の情報は不明です。
お父さんについて調べてみましたが、残念ながら本名や現在の職業、野球の経歴など見つかりませんでした。
しかし悠伍選手の幼少期から大きな影響を与えたことは事実のようで、どうやらお父さんも野球に関係していたようです。
前田悠伍さんの兄は前田詠仁(まえだえいと)さんで野球をやっています。
大阪桐蔭高校といえば、数多くのプロ野球選手を世に送り出しています。
中田翔(読売)藤波慎太郎(阪神)中村剛也、森友哉(西武)浅村栄斗(楽天)などオールスター級の顔ぶればかりです。
そんな大阪桐蔭の左投手の切り札として今、俄然注目度が高い前田悠伍選手です!
お父さんやお兄さんの存在が、彼の野球人生に大きく影響していることがわかりました。
前田悠伍さんいわく
「物心ついたときには、バットやボールで遊んでいた」
と語るほど、悠伍選手がお父さんの影響で野球を始めたことが分かります。
そして、兄も同じく野球一直線だったようです。
前田悠伍さんの兄は、年齢は悠伍選手より4歳年上。2001年生まれの20歳(2022年現在)になります。
兄の詠仁さんは 右投右打で、身長182cm体重70kgと恵まれた体格をしていて、
小学生の頃は『高月野球スポーツ少年団』に、中学の頃は『湖北ボーイズ』で野球をしていたとのこと。
『高月野球スポーツ少年団』『湖北ボーイズ』は、ともに滋賀県長浜市で強豪の少年野球チームのこと。
2018年ドラフト4位でジャイアンツに入団した横川選手も『湖北ボーイズ』出身です。
悠伍選手も兄の詠仁さんの後を追うように、同じ少年野球チームに入団しました。
前田悠伍さんの兄は、その後滋賀県立伊香高等学校に進学しています。
伊香高等学校は創立126年の歴史を誇る高校。
滋賀県木之本町にあり、公立ながら甲子園にも春2回、夏3回の出場経験がある強豪校です。
高校時代のポジションは投手と外野手の二刀流だったようで、制球力が確かでピンチにも動じない強いメンタリティが自慢だったそうです。
2年生から先発で登板する機会があったようで、投打でチームに貢献していたとのこと。
伊香高等学校は滋賀大会では善戦しましたが、甲子園出場は叶いませんでした。
前田悠伍さんの兄は2020年に高校を卒業した後の進路に関しては情報がありませんでした。
大学に進んで野球を続けているのかどうかは不明です。
いずれにせよ、悠伍選手は父と兄に大きな影響を受けたようですね。
大阪桐蔭前田悠伍は中学時代に世界一に!
大阪桐蔭の前田悠伍さんはカル・リプケン12歳以下世界少年野球大会に出場し、優勝し、世界一を経験しています。
幼いころから父兄の薫陶を受けて育った悠伍選手ですが、まさにサラブレッドといったところ。
・身長180㎝
・体重78kg
左投げ左打ちで、ポジションは最速148キロを誇る本格左腕ピッチャー
高校2年でありながら、新世代四天王の一角を担い、プロのスカウトからも注目されているスーパールーキー。
彼を称えるキャッチフレーズには事欠きませんが、実は中学時代からすでにその片鱗を見せていたのです。
地元滋賀県長浜市で2005年に生まれた彼は、小2から野球を始め、兄の詠仁さんと同じ少年チームに所属。
小6ではプロ球団のオリックスジュニアにも選ばれたことがありました。
そして、高月中学1年時の2018年には、カル・リプケン12歳以下世界少年野球大会に出場し、優勝を果たし世界一を経験しています。
この大会は、アメリカ・ミズリー州ブランソンで行われた世界大会で、日本全国から選ばれた15名の選手が派遣され、彼はそのうちの1人だったのです。
ちなみに当時の日本代表チームの監督は、現在読売ジャイアンツのヘッド兼オフェンスチーフコーチの元木大介さんが務めていたそうです。
決勝トーナメントでは、韓国戦で先発を任されており、強力な韓国打線を5回一安打無失点に抑え、最後は5対0の完封勝ちをおさめ、ワールドシリーズ決勝へ進出し見事世界一に輝いています。
大阪桐蔭前田悠伍の球種は?
大阪桐蔭の前田悠伍さんの球種は150キロ近いストレート・チェンジアップ・カーブ・スライダー・130キロ前後のツーシーム!
彼の持ち味は、球速150キロ近いストレートですが、長身の左から繰り出すチェンジアップは、切れのあるストレートの軌道から急に
「止まって落ちる」
という変化球で、左の親指と人差し指でOKサインのような形を作ってボールをかけ、リリースする時に小指を引っ掛けるようにして投げているらしく、
「バッターのスイングポイント直前で急に失速し、左斜めにストンと落ちる」
と、キャッチャーの子は語っています。
ストレートの最速が150キロ近くて、チェンジアップのMAXが120キロ前後だと考えると、その差が30キロ程度もあるのですね。
彼はこのチェンジアップを決め球にして、大阪大会の決勝戦で、それまでの6試合で合計41得点していた強豪中の強豪校である履正社高校を相手に、8イニング無失点の、7安打7奪三振で完封勝利しています。
他にもカーブやスライダー、130キロ前後のツーシームなど多彩な球種を持っているそうです。
これにはプロ球団のスカウトも一目を置いており、2023年ドラフトの目玉になりそうな逸材だということです。
まさに、プロも驚く「超高校級ピッチャー」なのですね。
まとめ
今回は『大阪桐蔭前田悠伍の父と兄も野球選手!中学時代に世界一の球種は?』ということでしらべてみましたが
・前田悠伍の父は元野球選手だったようだが詳しい経歴は不明である。
・前田悠伍の兄も小中高と野球一筋で、投手兼外野手の二刀流の選手だった。
・前田悠伍は中学時代にアメリカの世界大会に選抜出場し、決勝トーナメントで優勝して世界一になった。
・球種は切れと球速のあるストレートに、バッターを幻惑するチェンジアップが持ち味で、他にもスライダー、カーブ、ツーシームなど多彩な球種を持っている。
ということなどが分かりました。
まだまだ暑い夏本番ですが、夏の甲子園もこれからがクライマックス。
大阪桐蔭高校は、2022年8月10日の第一試合に出場します。
これはもう、応援するしかありませんね!