金の国水の国が面白くないと言われる理由は?あらすじや名言も!


宝島社の「このマンガがすごい!2017」で、前年に引き続き史上初の連覇を獲得した、岩本ナオさん原作の『金の国 水の国』が映画になります。

公開は2023年1月27日に決定されていて、長編アニメ映画ブームの昨今特に注目されている作品の1つとなっているようです。

そこで今回は『金の国水の国が面白くないと言われる理由は?あらすじや名言も! 』と題して、本作品の噂の真相を調べてみようと思います。

なお、記事の途中でネタバレも含みますので、知りたくない方はスルーしてくださいね。

目次

金の国水の国が面白くないと言われる理由は?

金の国水の国が面白くないというネットでの風評があるようです。

 

実際に調べてみましたが、そんなに言われるほどスレッドが立っているようにも思えませんでした

では何故「面白くない」といわれるのでしょうか?

理由としてその一つはキャラクターの風貌によるものではないかと思います。

主人公は2人いて、バイカリ国の建築士でお調子者のナランバヤルヒロインのアルハミト国第93代王女で食べることに生きがいを感じる、ぽっちゃりしたサーラです。

残念ながらヒーローや2枚目などの路線からは外れているような気がします。

しかしそれは「ぱっと見」としての印象であって、物語が進むにつれて登場人物の志や優しさ、愛といった普遍的な共感性に引き込まれてしまう展開になっています。

面白いかどうかは観る人の主観にもよるのですが、美男美女が大活躍する王道アニメへの期待感や先入観が、そのような風評を生んだのかもしれませんね。

他の理由としては、「安っぽい少女趣味的」な印象があるということでした。

国策や戦争の決定が安易な理由で表現されていることから、突っ込みどころとなっているようでした。

しかし、ファンタジー作品に細かい突っ込みは必要なものなのでしょうか。

絶賛しすぎて大こけするのは観ていられませんが、感情移入すればそれなりにホンワカできる作品ではないかと思います。

金の国水の国の口コミ

金の国水の国の口コミを見てみましょう。

 

・「多分観てすぐに泣く。そしてラストも泣く」

・「めっちゃ観たい!めっちゃ観たい!金の国水の国めっちゃ大好き!!」

・「映画公開時に政界に平和が訪れていますように」

・「原作エモ過ぎて、映像化がどうなるのか心配してたけどCM観て少し安心した」

・「愛されるマンガは、口コミの圧も凄いというのが、この作品でよくわかる」

といった好感触な評価が多いようで、本作を否定するような口コミはあまり見られませんでした。

いずれにしても、原作の世界観や感動場面を限られた映像時間でどのように表現することが出来るのかで、本作の良しあしが決まるのではないでしょうか。

金の国水の国のあらすじ

金の国水の国のあらすじを紹介します(ネタバレ注意!)

舞台は隣接する二つの国

商業が盛んで貿易によってものが溢れているが水源に乏しい砂漠と岩の国であるアルハミト国と、森と水が豊富で天然資源には恵まれているが交易が貧弱で貧しい暮らしを強いられるバイカリ国

二国は長い間小競り合いを繰り返し係争状態であったが、見かねた神が「アルハミト国からは一番美しい姫を、バイカリ国からは一番賢い青年をそれぞれに嫁がせなさい」と仲裁に入る。

アルハミト国からは第93王女のサーラが、バイカリ国からは設計技師のナランバヤルが選ばれるが、それぞれの国主の陰謀により、二人に変わって猫と犬が送られ両国のにらみ合いに終止符は打たれないままであった。

その後ひょんな成り行きから、偶然出会うことになったサーラとナランバル。

おっとりとして大喰らいの王女サーラと口先が達者でお調子者のナランバルは、決して一番美しくもなければ一番賢い人間ではなかったが、両国の先の見えない争いをどうにかして終わらせたいという願いは同じで、やがてお互いを信頼し愛に変わっていく。

互いに無いものを求め奪い合うのではなく、手を結び分かち合うことで国交を回復するため、ナランバルはアルハミト国に大水路を作るべく活動を始める。

行く手に立ち塞がる恩讐に満ちた人々の妨害を受けながらも、徐々に協力者を得ながら一つ一つ夢に近づいていくふたり。

愛する人との約束、そして人と人との絆を描きながら、時にすれ違い苦悩する魅力ある登場人物たち。

果たして二人の愛の行く末に安らかな未来が来るのだろうか…。

この作品の主人公たちは、決してスーパーヒーローでも美しいヒロインでもありません。

どこか凡庸で浮き沈みの激しいお調子者であったり、世間知らずな食欲の塊だったりします。

しかしともに国の未来を憂い、争うことの愚を知るクレバーな若者たちであり、今なお戦争が続く現実世界への憤りにも通じる見え方が出来るのではないでしょうか。

露骨なメッセージこそ見当たりませんが、物語の終わりには、信じることや愛することがどんなものの前でも絶対的なものであるという爽やかな感動に包まれるストーリーになっているようです。

金の国水の国の名言集!

金の国水の国の名言を集めてみました。

 

・「家族にオドンチメグ(星の輝き)なんて名前を付ける方に悪い人はいませんわ」

お人よしなサーラに、自分が悪い奴だったらどうするのかとナランバヤルが問いただすとサーラは迷いなく答えます。その瞬間ナランバルは恋に落ちました。

「俺はあと何十年かかるかわかんねえが バイカリからアルハミトに水路をひいてお嬢さんが生きてる間に水に困らない国にしてえんだ」

水路の建設で両国の国交の礎を作ろうと決めたナランバルの志は、サーラの幸せを願う大きな愛だと言えるでしょう。

たった1人の非力な人間に何が出来るか分かりませんが誰かを思う大きな愛の力が、いつの世でも原動力になっているのだということなのでしょう。

「私なら残ったビスケットに気を遣えるような人を選びます」

嫁に出す王女の選択についての助言を求められた、左大臣のサラディンがウィットに富んだ回答をしています。

確かな選択を迫られた場合、選に漏れた者も傷つけず少し本質から離れた答えかたとして、実に巧妙だと言えます。

まとめ

今回は『金の国水の国が面白くないと言われる理由は?あらすじや名言も! 』とまとめてきました。

金の国水の国が面白くないという理由は、主人公が美男美女ではないことや設定などにリアリティがなく、絶賛されるほどではないという評価が見られるからではないでしょうか。

口コミの多くは好印象なもので、原作コミックへの関心が多く寄せられていました。

あらすじは、一見凡庸な主人公が、国の将来を考え次第に深まる愛に気づきながら結ばれるというロマンチックファンタジーになっています。

作品の名言では主人公たちが互いの信頼や夢、国の将来などを語っていて、ファンタジーながらも現実世界の国家の対立についても考えさせられるものが多いようです。

今もなお沢山の血が流れ、国同士が無用な対立を繰り返す現代社会で、私たちが託すべき本当の未来とはいったい何なのでしょうか。

そう考えた時、この作品は爽やかに、コミカルにそして愛や勇気を優しく教えてくれるような気がします。

映画の公開に期待したいですね。

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