次期NHK会長に内定した稲葉延雄(いなば のぶお)氏。
またもや経済界からの登用ということで、さまざまな声が聞かれますね。
知る人ぞ知る稲葉延雄氏ですが、NHKを背負うこととなった元銀行マンはどんな人物なのでしょうか?
東大出身で日銀の元理事のようですが、高校はどこなのでしょう?
華やかな経歴?
評判もとても気になります!
そこで今回は『稲葉延雄の出身高校や経歴は?評判も調査!東大出身で日銀元理事』と言うことでまとめていきます。
稲葉延雄の出身高校は?大学は東大
稲葉延雄氏の出身高校は筑波大学附属高等学校であり出身大学は東京大学と公表されています。
稲葉延雄氏の出身高校である筑波大学附属高等学校は、東京都文京区大塚にある難関公立高校。
2017年4月8日 学習院女子高等科入学式
— 星子 (@kgfh2ifgNihk5ta) December 5, 2022
両親に付き添われマスコミ取材を受けるアイコさま
2022年4月9日 筑波大学附属高校入学式
マスコミ取材を単独で受けられる悠仁親王殿下 pic.twitter.com/O1CdYDCCjl
都内で1位。全国でも2位を誇る超難関高校です。
偏差値は圧巻の78。
進学先は公立私立ともに東大をはじめとする難関大学や医大。
稲葉延雄氏は、中学も筑波大学附属中学校に入学。
筑波大学附属中学校・高等学校は一貫校となっていますが、完全な中高一貫ではないようです。
稲葉延雄氏は静岡県出身と公表されているため、もしかしたら中学・高校とも地元の学校を卒業しているのではと推測しましたが、高校のみならず中学も筑波大付属の学校でした。
学校の寮はなく、現在の受験資格としては「保護者との同居及びそこからの通学」となっているため、当時もその条件であれば、家族で東京へ移住したのでしょう。
尚、筑波大学附属中学校・高等学校は、明治21年に高等師範学校(官立)の尋常中学科 として設立されて以来、130年以上の歴史を有します。
1950年より男女共学となり、現在は中学・高校とも外部からの入学を受け入れていますが、中学から高校へは内部連絡入試という、一般入試とは異なる試験を経て男女それぞれ上位80名が進学できるそうです。
そのためおそらく内部連絡入試の上位80名に入っていたのでしょう。
筑波大学附属中学は「強く、正しく、朗らかに」、高校は「自主、自律、自由」を、それぞれモットーとしています。
そして中学には制服がありますが、高校は1970年より、生徒自治会および教員委員会の決定によって服装既定が廃止。
現在は私服です。
皇族の悠仁様が「筑波大学附属高等学校」にご入学の際、報道陣から「制服」のことを尋ねられ、「これスーツなんですけど」と、はにかみ笑顔で応じられていたことが思い出されますね。
稲葉延雄氏の出身大学は、東京大学の経済学部です。
東大紛争の影響で東大の入試が中止され、1浪の末に合格し入学しています。
ということで、稲葉延雄氏のプロフィールをまとめながらみていきましょう。
稲葉延雄氏のプロフィール
稲葉延雄氏のプロフィールは以下の通りです。
NHKの新会長に稲葉延雄元日銀理事が就く人事が決まりました。
— 日経ヴェリタス (@nikkei_veritas) December 17, 2022
数々の「前例打破」を重ねてきた稲葉氏が見据える先は。
清水功哉編集委員が解説します。
NHK稲葉次期会長、日銀時代の「前例打破」貫くか: 日本経済新聞 https://t.co/k3oARhSbrk
・生年月日:1950年11月11日
・年齢:72歳(2022年12月現在)
・出身地:静岡県
・出身中学:筑波大学附属中学校
・出身高校:筑波大学附属高等学校
・出身大学:東京大学経済学部
・職業:実業家 銀行員 活動期間:1974年~
稲葉延雄氏の学歴は銀行マンならではのスタートであり、卒業後のエリート街道に見事につなげていますね。
稲葉延雄の経歴
稲葉延雄氏の経歴の情報は得られていますのでみていきましょう。
1974年(昭和49年) 日本銀行入行 日本銀行営業局証券課長、企画室審議役(政策企画担当)、システム情報局長、考査局長などを歴任。
2004年 日本銀行理事に就任
2005年 大阪支店長任務(1年間)
2008年 日本銀行理事退任 リコーへ移籍し同社特別顧問就任
2010年 リコー経済社会研究所長・リコー取締役専務執行役員就任
2016年 リコー取締役就任 リコー経済社会研究所常任参与
2017年 リコー取締役・取締役会議長就任
2023年 1月25日付にてNHK会長への就任が内定(3年間の任期)
内定時の稲葉延雄氏のコメントは
「突然の指名で大変驚いているが、できるだけ早く実情を把握し、公共放送の使命にふさわしい仕事をしてまいりたい」
でした。
稲葉延雄氏の経歴はまさにエリートロードまっしぐらですね!
稲葉延雄氏は自らの得た金融業と企業経営のさまざまなノウハウを活かして、NHKの健全なる飛躍に貢献されるでしょうか。
稲葉延雄の評判
稲葉延雄氏の評判は、NHK会長への就任内定にあたり厳しい声が聞こえています。
NHK新会長に日銀元理事の稲葉延雄氏https://t.co/qajb3unrgu
— 毎日新聞 (@mainichi) December 5, 2022
稲葉氏の経歴です。
稲葉延雄氏がNHK会長として就任が内定すると、前川喜平氏を推していた市民団体「市民とともに歩み自立したNHK会長を求める会」の小滝一志事務局長は、「けしからんと言 いたい」と声を上げています。
そして 、
・これまでのNHK会長は、公共放送の理念を理解しているとは思えない財界出身の会長が続いている
・次期NHK会長選出の際に、NHK経営委員は市民の声をまったく聞こうとしなかった
と憤りを見せています。
一方では、前川喜平氏への批判から前川氏を推す団体への批判の声も多く聞かれます。
SNS上ではさらに
・どうせ財務省の息のかかった人事だろう
・結局は市民感覚など関係ない人がトップに就くわけね
・NHKのオーナーはわれわれ国民なのに
といった意見も。
つまり、稲葉延雄氏本人への評判の悪さだけでなく、「時の政権に忖度しているNHKの体質が問題」との見解も印象的です。
NHK経営委員会の森下俊三委員長は、稲葉延雄氏を選んだ理由について
「日銀での豊富な経験や企業での経営の経験があり、人をまとめる力、人の意見を聞く 力、組織風土を改善する力があること。公平・公正を重んじる公共メディアという観点を強く 意識していること。以上によりリーダーシップを発揮できるだろうということ。」
などと述べていますが、
果たして稲葉延雄氏率いる新体制は、『政府広報になり下がったNHK』という悪評を一新することができるのでしょうか?
稲葉延雄のこれまでの年収や推定年収を予想
稲葉延雄氏のこれまでの年収は、個人名で確定されたものではありませんが、それぞれの職位による年収や今後の推定額は調査できました。
NHKの経営委員会は2023年1月に任期満了となる前田晃伸会長(77)の後任に、日銀元理事の稲葉延雄氏(72)を置くとした。#NHK pic.twitter.com/oYZkPa9QEJ
— (@yokoyamatakato) December 5, 2022
日本銀行時代の各職位による推定額は以下の通り、
営業局証券課長:1440万円~ 企画室審議役・システム情報局長約・考査局長役:2627万円~ 大阪支店長:1200万円~
理事:2155万円~
といった報酬金額が推定されるようです。 また各種手当が充実しており、
・住宅手当 ・配偶者手当 ・職務手当 ・時間外勤務手当 ・夜間勤務手当 ・海外勤務手当 ・宿直手当
などがあります。
ちなみに総裁の年収額は東日本大震災までは3500万円でしたが、震災以降2250万円に減額したようです。
稲葉延雄氏のリコー移籍後の年収は、特別顧問や所長職の年収は不明ですが、取締役として年収5600万ほどと推定されるようでした。
そして稲葉延雄氏のNHK会長就任後の推定年収は、約3000万円と言われています。
尚、日本銀行の平均年収は816万円、リコーの平均年収は804万円と推定されるとのことです。
決してべらぼうに高い年収ではありませんが、金融システムの中核である日本銀行ゆえ、倒産の心配がない上に手当も厚く、確実な安定性はあるようですね。
まとめ
今回は稲葉延雄の出身高校や経歴は?評判も調査!東大出身で日銀元理事と言うことでまとめてきました。
稲葉延雄氏の経歴の情報は得られており、上記の通りです。
稲葉延雄氏の出身高校は筑波大学附属高等学校です。
高校のみならず、中学も筑波大附属の学校でした。
稲葉延雄氏の出身大学は東京大学の経済学部です。
東大紛争の影響で東大の入試が中止され、1浪の末に合格し入学しています。
稲葉延雄氏の評判は、NHK会長への就任内定にあたり厳しい声が聞こえています。
稲葉延雄氏の評判は「財務省の息のかかった人事だろう」「結局は市民感覚など関係ない 人がトップに就く」といった声が聞かれ、稲葉延雄氏本人への評判の悪さだけでなく、「時の 政権に忖度したNHKの体質が問題」という見解も印象的です。
稲葉延雄氏のこれまでの年収は、個人名で確定されたものではありませんが、それぞれの職位による年収や今後の推定額は推測。
稲葉延雄氏の日本銀行時代の年収は、課長職1440万円〜。
審議・局長役2627万円〜、 支店長職1200万円〜、理事職2155万円〜。
稲葉延雄氏のリコー移籍後の年収は、特別顧問や所長職の年収は不明ですが、取締役として年収5600万ほどと推定されるようでした。
稲葉延雄氏のNHK会長就任後の推定年収は、約3000万円と言われています。
なにかと物議を醸すNHKの新トップリーダーの選出です。
「公共放送の使命にふさわしい仕事をしてまいりたい」とのコトバを重く受け止め、ぜひ、有言実行してほしいものですね!